ターミナルコマンド「cp」「mv」の使い方

ターミナルコマンド「cp」「mv」の使い方 Macアプリ
ターミナルコマンド「cp」「mv」の使い方

ここではターミナルで利用するターミナルコマンド「cp」「mv」についてコマンドの使い方を解説します。

ターミナルコマンド「cp」

macOSのターミナルで使われるcpコマンドは、「copy」の略で、ファイルやディレクトリをコピーするために使用されます。

このコマンドはUnix系のオペレーティングシステムに広く使われており、ファイルのバックアップを取ったり、ファイルの複数作成する場合に利用されます。

cpコマンドの基本的な構文

cpコマンドの基本的な構文は次の通りです。

cp [オプション] ファイルパス+元のファイル名 コピー先のファイルパス+ファイル名

cpコマンドでよく使われるオプション

  • -r:ディレクトリを再帰的にコピーします。ディレクトリ内のファイルやサブディレクトリもすべてコピーされます。
  • -v:行われたコピーの実行内容表示します。
  • -f:目的地に同名のファイルが存在する場合に、確認なしで上書きします。
  • -n:目的地に同名のファイルが存在する場合に、そのファイルを上書きしないでコピーをスキップします。
  • -p:ファイルのモード、所有者、タイムスタンプを保持したままコピーします。

cpコマンドの例

1.ファイルのコピー

「document.txt」というファイルを、「backup_document.txt」として同じディレクトリにコピーする場合。

cp document.txt backup_document.txt

2.ディレクトリの再帰的コピー

cp -r data backup_data

ターミナルコマンド「mv」

macOSで使われるmvコマンドは、「move」の略で、ファイルやディレクトリを移動または名前を変更するために使用されます。

このコマンドは、ファイルの場所を変えるだけでなく、ファイルやフォルダの名前を変更する際にも非常に便利です。

mvコマンドの基本的な構文

mvコマンドの基本的な構文は以下の通りです。

mv [オプション] ファイルパス+元のファイル名 移動先のファイルパス+ファイル

mvコマンドでよく使われるオプション

  • -i:上書き前に確認する。
  • -v:どのファイルが移動されたか経過を表示する。
  • -f:強制的にファイルを移動します。移動先のファイルを確認なしで上書きします。
  • -n:目的地に同名のファイルが存在する場合に、そのファイルを上書きせずに移動をスキップします。

mvコマンドの例

1.ファイルの移動

document.txtをファイル名を変えずに/documentsディレクトリに移動します:

mv document.txt /documents/

2.ファイルの名前変更

old_name.txtをnew_name.txtに名前を変更します。

mv old_name.txt new_name.txt

3.上書き確認ありのファイル移動

ファイルreport.pdfをディレクトリ/archivesに移動する際、すでに存在する場合は確認を表示します。

mv -i report.pdf /archives/

その他のターミナルコマンド解説

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