AppleがエントリーモデルであるiPhone SE 3の後継機となる「iPhone 16e」を発表しました。
iPhone SE 3から大幅進化したiPhone 16eのスペック
iPhone 16eではA18チップを搭載し、6コアCPUと4コアGPUを内蔵、iPhone 16シリーズと同じアーキテクチャを採用しながらも、GPUコア数が1つ少ないため、グラフィックス処理性能が約20%低下する設計となっているが、16コアNeural Engineを活用したApple Intelligenceに対応し、自然言語処理や画像生成AI機能をエントリーモデルで初めて利用可能にしたモデルとなります。
ディスプレイは6.1インチのSuper Retina XDR有機ELディスプレイを採用し、解像度2,532×1,170ピクセル(460ppi)を実現最大輝度800ニト(HDR時1,200ニト)は、屋外での視認性を確保しつつ、かつiPhone 14ベースのノッチデザインを採用。
-
プロセッサ: 最新のA18チップを搭載。6コアCPU(2つの高性能コアと4つの高効率コア)、4コアGPU、16コアNeural Engineを備えています。
- ディスプレイ: 6.1インチ Super Retina XDR(有機EL)ディスプレイ。解像度は2,532×1,170ピクセルで、最大輝度は800ニト(標準)、HDR時には1,200ニトに達します。
-
ストレージ: 128GB、256GB、512GBの3種類
-
カメラ: 背面には4,800万画素の広角カメラを搭載。前面カメラは1,200万画素で、TrueDepth技術により高品質なセルフィー撮影が可能です。
-
バッテリー: 動画再生で最大26時間の駆動が可能。充電ポートはUSB-Cを採用しています。
-
生体認証: Face ID(顔認証)に対応し、ホームボタンは廃止されています。
-
その他: アクションボタンを搭載し、ユーザーの好みに合わせたカスタマイズが可能です。
また、メモリはApple Intelligenceの動作には最低でも8GBのRAMが必要なため、8GBは搭載されているようです。
iPhone SE3との比較
iPhone 16eは、iPhone SE3と比較して以下の点で大きく進化しています。
- プロセッサ: SE3のA15 Bionicチップから、最新のA18チップにアップグレードされ、処理性能が大幅に向上しています。
-
ディスプレイ: SE3の4.7インチ液晶から、16eでは6.1インチの有機ELディスプレイに拡大し、視認性と表示品質が向上しています。
-
カメラ: SE3の1,200万画素カメラに対し、16eでは4,800万画素の広角カメラを搭載し、写真撮影のクオリティが飛躍的に向上しています。
-
生体認証: SE3のTouch ID(指紋認証)から、16eではFace ID(顔認証)に変更され、ホームボタンが廃止されています。
-
バッテリー: SE3の動画再生時間が最大15時間であるのに対し、16eでは最大26時間と、バッテリー持続時間が大幅に延長されています。
4.7インチ液晶を採用していたiPhone SE3と比較して視野面積が72%拡大し、動画視聴やゲーム体験も向上しました。
iPhone 16と比べて省略されている機能
一方でiPhone 16eは、iPhone 16と比較して以下の機能が省略されています。
-
MagSafe非対応: 16eはMagSafeに対応しておらず、Qi規格のワイヤレス充電(最大7.5W)のみサポートしています。
-
カメラ機能の違い: 16eはシングルレンズ構成で、超広角や望遠レンズ、マクロ撮影機能が搭載されていません。
-
ディスプレイのリフレッシュレート: 16eのディスプレイは60Hzのリフレッシュレートで、iPhone 16のProMotionテクノロジー(最大120Hz)には対応していません。
-
GPUコア数: 16eのA18チップは4コアGPUを搭載していますが、iPhone 16のA18チップは5コアGPUを搭載しており、グラフィック性能に差があります。
- Wi-Fi 7未対応:Wi-FiはWi-Fi 6までの対応となっています。
iPhone 16eの価格と発売日
-
128GBモデル: 99,800円
-
256GBモデル: 114,800円
-
512GBモデル: 144,800円
予約開始は2月21日、発売日は2月28日予定となっています。
iPhone 16eの「e」とは?
今回iPhone SEから名称を変えましたが、「SE」は「Special Edition」の略でした。
今回の「e」に関してはエントリーモデルの「e」の可能性が高そうな気がしますが、現時点では特に言及はされていません。