自作OSで学ぶマイクロカーネルの設計と実装の著者である怒田晟也さんがOSの基本が1,000行程度のソースコードで作れる「1,000行で作るオペレーティングシステム」をオンラインブックとして公開しています。
1,000行のソースコードを通してOSの基本が学べる!
「Writing an OS in 1,000 Lines」ではその名のとおり1,000行のソースコードを通してOSが作れるオンラインブックスで、RISC-VがターゲットCPUでマイクロカーネルではなく、シンプルなモノリシックカーネル設計となっています。
ターゲットがRISC-Vとなっていますが、仮想マシンソフトの「QEMU」を使って実装できるため、実機デバイスを用意しなくても作成することができます。
英語と日本バージョンが用意されていて、OSのブートや「プロセス」、「システムコール」などOS機能の基本中の基本が丁寧に解説されています。
実装はC言語となっていてその知識やスキルが必要ですが、3日ほどあれば済むボリュームとなっており、OSの構造に興味がある人、OSをいつか作りたいという方には参考になりそうです。