ここではiPadの歴史について解説します。
- 1.iPadの第一歩: 2010年、タブレット市場の開拓者
- 2. iPad 2: 2011年、軽量化とパフォーマンスの向上
- 3. 第3世代iPad: 2012年、Retinaディスプレイによる画質革命
- 4. iPad (第4世代): 2012年、プロセッサ強化と急速な技術進化
- 5. iPad mini: 2012年、小型化と新市場への挑戦
- 6. iPad Air: 2013年、薄型軽量デザインの革新
- 7. iPad mini 2: 2013年、Retinaディスプレイを小型化へ
- 8. iPad Air 2: 2014年、さらなる薄型化とパワーアップ
- 9. iPad mini 3: 2014年、Touch IDの追加
- 10. iPad mini 4: 2015年、性能とデザインのバランス
- 11. iPad Pro: 2015年、プロフェッショナル向け市場への挑戦
- 12. iPad (第5世代): 2017年、アフォーダブルな選択肢
- 13. iPad Pro (第2世代): 2017年、パフォーマンスと機能性の最適化
- 14. iPad (第6世代): 2018年、教育市場への注力
- 15. iPad Pro (第3世代): 2018年、フルスクリーンデザインとFace ID導入
- 16. iPad mini (第5世代): 2019年、パワフルなアップデート
- 17. iPad Air (第3世代): 2019年、パフォーマンスとデザインの融合
- 18. iPad (第7世代): 2019年、大画面化と機能拡張
- 19. iPad Pro (第4世代): 2020年、LiDARスキャナー搭載
- 20. iPad Air (第4世代): 2020年、全面リニューアルとカラーバリエーション
- 21. iPad (第8世代): 2020年、強化された基本性能
- 22. iPad mini (第6世代): 2021年、全面リデザインと最新テクノロジー
- 23. iPad (第9世代): 2021年、バランスの取れた選択肢
- 24. iPad Air (第5世代): 2022年、プロレベルのパフォーマンス
- 25. iPad Pro (第5世代): 2022年、M2チップ搭載の革新
- 2023年は新製品は発表されず2024年に期待される新モデル
- これまでに発売されたiPadシリーズ
1.iPadの第一歩: 2010年、タブレット市場の開拓者
2010年4月3日に発売された初代iPadは、アップルがタブレット市場に切り込んだ象徴的な製品となりました。
初代iPadは9.7インチのタッチスクリーンディスプレイを特徴とし、1024×768ピクセルの解像度を誇りました。搭載されたA4チップは当時としては高性能で、256MBのRAMを備えていました。
ストレージオプションは16GB、32GB、64GBがありました。初代iPadの最大の特徴はその直感的なユーザーインターフェイスと、モバイルでのメディア消費を革新的に変えたことです。
重量は約680グラムで、バッテリー寿命は最大10時間でした。このiPadは、後に続く多くのタブレット製品に影響を与える基盤となりました。
2. iPad 2: 2011年、軽量化とパフォーマンスの向上
2011年3月11日に登場したiPad 2は、オリジナルモデルの薄型軽量化と性能の向上が特徴です。
9.7インチディスプレイは維持しつつ、重量は約601グラムに軽減されました。新たにデュアルコアのA5チップを搭載し、RAMは512MBに増加。カメラが初めて搭載され、720pのビデオ録画が可能になりました。
また、フロントカメラを通じてFaceTimeが利用可能になり、ユーザーはビデオ通話を楽しめるようになりました。このモデルは、既存のiPadユーザーにとって魅力的なアップグレードオプションとなり、新たな顧客層をも引き付けました。
3. 第3世代iPad: 2012年、Retinaディスプレイによる画質革命
2012年3月16日に発売された第3世代iPadは、特に画質において大きな進歩を遂げました。
このモデルで初めてRetinaディスプレイが導入され、2048×1536ピクセルの驚異的な解像度を実現。A5Xチップと1GBのRAMにより、高解像度のディスプレイをサポートしました。
また、500万画素のiSightカメラと1080pのビデオ録画能力を備え、写真やビデオの品質も大きく向上しました。
重量は約652グラムとやや重くなりましたが、新しいディスプレイ技術と改良された性能は、多くのユーザーにとって魅力的なポイントでした。
4. iPad (第4世代): 2012年、プロセッサ強化と急速な技術進化
iPadの第4世代は、2012年11月2日に発売され、主に内部ハードウェアのアップグレードが注目されました。
このモデルは、より高速なA6Xプロセッサを搭載し、1GBのRAMを維持しながらも、処理能力とグラフィック性能を大幅に向上させました。9.7インチのRetinaディスプレイを引き続き搭載し、解像度も変わらず2048×1536ピクセルでした。
新しいLightningコネクタが導入され、より速いデータ転送と充電が可能になりました。500万画素のiSightカメラ、フルHDビデオ録画機能も引き続き搭載され、重量は約652グラムでした。
このアップデートは、iPadをよりパワフルなデバイスへと進化させ、プロフェッショナルな使用にも適応させました。
5. iPad mini: 2012年、小型化と新市場への挑戦
2012年11月2日に発売されたiPad miniは、iPadシリーズの中で異なるアプローチを取ったモデルです。7.9インチの画面を備え、重量はわずか308グラムで、非常に携帯性に優れていました。
解像度は1024×768ピクセルで、A5チップと512MBのRAMを搭載しました。
このモデルは、小型で手頃な価格のタブレット市場にアップルを導入し、異なる消費者層に訴求しました。iPad miniは、軽量でありながらも十分なパフォーマンスを提供し、教育や日常使用に適した選択肢となりました。
6. iPad Air: 2013年、薄型軽量デザインの革新
iPad Airは、2013年11月1日に登場し、その名の通り驚くほど軽量で薄型のデザインが特徴でした。
重量はわずか469グラムで、厚さは7.5ミリメートルにまで減少しました。9.7インチのRetinaディスプレイは変わらず、解像度も2048×1536ピクセルでした。
しかし、大きな変化はA7チップの導入で、64ビットアーキテクチャをiPadで初めて採用し、性能を大きく向上させました。
1GBのRAMを搭載し、最大10時間のバッテリー寿命を維持しました。iPad Airのデザインと性能のバランスは、ポータビリティと機能性を求めるユーザーにとって理想的な選択肢でした。
7. iPad mini 2: 2013年、Retinaディスプレイを小型化へ
iPad mini 2は2013年11月12日に発売され、オリジナルのiPad miniのデザインを維持しつつ、画面の質を大きく向上させました。
7.9インチのRetinaディスプレイを搭載し、解像度は2048×1536ピクセルに達しました。このモデルは、A7チップと1GBのRAMを搭載し、前モデルよりも大幅にパフォーマンスが向上。
重量は約331グラムで、薄型軽量ながらも高い処理能力を提供しました。iPad mini 2は、ポータブルながらも高品質な画面を望むユーザーに最適な選択でした。
8. iPad Air 2: 2014年、さらなる薄型化とパワーアップ
2014年10月22日に発売されたiPad Air 2は、前モデルの成功を基にさらに進化しました。
重量は437グラムとさらに軽くなり、厚さも6.1ミリメートルに減少しました。9.7インチのRetinaディスプレイを維持しつつ、新たに反射防止コーティングを施しました。
A8Xチップと2GBのRAMにより、前モデルよりも速いパフォーマンスを実現。800万画素のカメラと1080p HDビデオ録画機能も搭載されました。
Touch IDも導入され、セキュリティと利便性が向上しました。iPad Air 2は、薄型でありながら強力なパフォーマンスを提供する、高いレベルのバランスを達成しました。
9. iPad mini 3: 2014年、Touch IDの追加
iPad mini 3は2014年10月16日に発売され、iPad mini 2と多くのスペックを共有しながら、いくつかの重要なアップデートが施されました。
7.9インチのRetinaディスプレイと2048×1536ピクセルの解像度は維持され、A7チップと1GBのRAMも変わりませんでした。しかし、新たにTouch IDが導入され、セキュリティと利便性が向上しました。
500万画素のiSightカメラと1080p HDビデオ録画機能も搭載。重量は約331グラムで、ポータブルでセキュアなデバイスを求めるユーザーに適していました。
10. iPad mini 4: 2015年、性能とデザインのバランス
iPad mini 4は2015年9月9日に発売され、iPad miniシリーズの中で重要な進化を遂げました。
このモデルは、7.9インチのRetinaディスプレイと2048×1536ピクセルの解像度を維持しつつ、薄型軽量化を実現し、重量は299グラムにまで軽減されました。A8チップと2GBのRAMを搭載し、前モデルよりも高いパフォーマンスを提供。
800万画素のカメラと1080p HDビデオ録画機能も備えており、Touch IDによるセキュリティ機能も維持されました。iPad mini 4は、ポータビリティと十分な性能を兼ね備えた、バランスの取れたデバイスとして評価されました。
11. iPad Pro: 2015年、プロフェッショナル向け市場への挑戦
2015年11月11日に発売されたiPad Proは、iPadシリーズにおける新たなマイルストーンでした。
このモデルは、大型の12.9インチRetinaディスプレイと2732×2048ピクセルの解像度を特徴とし、A9Xチップと4GBのRAMにより、驚異的なパフォーマンスを提供しました。
iPad Proは、特にクリエイティブプロフェッショナルに向けて設計され、Apple Pencilとの互換性により、デザインやイラストレーションの分野で大きな可能性を秘めていました。
このモデルは、iPadを単なるコンシューマー向けデバイスから、プロフェッショナルワークステーションへと変貌させる重要なステップでした。
12. iPad (第5世代): 2017年、アフォーダブルな選択肢
2017年3月24日に発売されたiPad (第5世代)は、より手頃な価格で高品質なiPad体験を提供することを目指しました。
このモデルは9.7インチのRetinaディスプレイを搭載し、解像度は2048×1536ピクセルでした。A9チップと2GBのRAMを備えており、日常的な使用に十分なパフォーマンスを提供しました。
800万画素のカメラと1080p HDビデオ録画機能も搭載。重量は約469グラムで、バッテリー寿命は最大10時間でした。
このモデルは、教育市場や初めてiPadを使用するユーザーに特に適しており、アップルのタブレット製品をより幅広い顧客層に開放しました。
13. iPad Pro (第2世代): 2017年、パフォーマンスと機能性の最適化
iPad Proの第2世代は2017年6月に発売され、2つの画面サイズ、10.5インチと12.9インチが用意されました。
これらのモデルは、A10X Fusionチップと4GB RAMを搭載し、前世代よりも高速なパフォーマンスを提供。10.5インチモデルの解像度は2224×1668ピクセル、12.9インチモデルは2732×2048ピクセルで、どちらもProMotionテクノロジーを採用し、最大120Hzのリフレッシュレートを実現しました。
これにより、スムーズなスクロールと応答性が向上。1200万画素のリアカメラと7万画素のフロントカメラを備え、4Kビデオ録画も可能でした。
これらのモデルは、プロフェッショナルユーザーに対してより多様な選択肢を提供し、iPadの用途をさらに拡大しました。
14. iPad (第6世代): 2018年、教育市場への注力
2018年3月27日に発売されたiPad (第6世代)は、特に教育市場に焦点を当てたモデルです。
この9.7インチのタブレットは、2048×1536ピクセルのRetinaディスプレイとA10 Fusionチップ、2GBのRAMを搭載しており、日常的なタスクやクリエイティブな活動に対応する十分な性能を持っていました。
重要なのは、Apple Pencilに対応したことで、学生や教師は手書きのノートや図面の作成にiPadを活用できるようになりました。
800万画素のカメラ、1080p HDビデオ録画機能、重量は約469グラムで、学校での一日の使用にも十分なバッテリー寿命を備えていました。このiPadは、教育市場に手頃な価格で高品質なテクノロジーを提供し、学習の可能性を広げました。
15. iPad Pro (第3世代): 2018年、フルスクリーンデザインとFace ID導入
iPad Proの第3世代は2018年11月7日に発売され、iPadシリーズのデザインを大きく変革しました。
11インチと12.9インチの2つのサイズがあり、どちらもエッジ・トゥ・エッジのLiquid Retinaディスプレイを採用し、従来のホームボタンを廃止しました。この変更により、より広い画面領域と新しい操作方法がもたらされました。
Face IDも導入され、セキュリティと使い勝手が向上しました。A12X Bionicチップと最大6GBのRAMにより、これまで以上のパフォーマンスを提供。
1200万画素のリアカメラと7万画素のフロントカメラ、4Kビデオ録画能力も搭載。USB-Cポートの導入により、より多様な外部デバイスとの接続が可能になりました。
このiPad Proは、プロフェッショナルな用途においても、娯楽や日常使用においても、新たな標準を確立しました。
16. iPad mini (第5世代): 2019年、パワフルなアップデート
2019年3月18日に発売されたiPad mini (第5世代)は、小型タブレット市場において重要なアップデートをもたらしました。
7.9インチのRetinaディスプレイには、2048×1536ピクセルの解像度が維持されていますが、A12 Bionicチップと3GBのRAMが導入され、大幅なパフォーマンス向上が図られました。
このモデルは、Apple Pencil(第1世代)に対応し、クリエイティブな作業やノート取りに新たな可能性を提供しました。重量は約300.5グラムで、800万画素のリアカメラと7万画素のフロントカメラ、1080p HDビデオ録画機能も搭載。
iPad mini 5は、そのコンパクトなサイズと強化された性能で、多目的かつ携帯性の高いタブレットとして評価されました。
17. iPad Air (第3世代): 2019年、パフォーマンスとデザインの融合
iPad Airの第3世代は2019年3月18日に発売され、iPad Airシリーズの中で新たなマイルストーンとなりました。
10.5インチのRetinaディスプレイと2224×1668ピクセルの解像度を備え、A12 Bionicチップと3GBのRAMにより高いパフォーマンスを提供しました。
このモデルもApple Pencil(第1世代)に対応し、クリエイティブな使用に適しています。800万画素のリアカメラ、1080p HDビデオ録画機能、重量は約456グラム。iPad Air (第3世代)は、パワフルな性能と手頃な価格を兼ね備え、幅広いユーザーにアピールしました。
18. iPad (第7世代): 2019年、大画面化と機能拡張
iPad (第7世代)は2019年9月25日に発売され、新たに10.2インチのRetinaディスプレイを採用しました。
この変更により、より広い画面での作業が可能となり、マルチタスキングやビデオ視聴に優れた体験を提供しました。解像度は2160×1620ピクセル、A10 Fusionチップと3GBのRAMを搭載。
このモデルは、Smart Keyboardとの互換性も備え、生産性を高めるタスクにも対応しました。800万画素のリアカメラと1080p HDビデオ録画機能、重量は約483グラム。
バッテリー寿命は最大10時間で、日常の使用に十分な耐久性を持っています。iPad (第7世代)は、教育市場や一般消費者に向けた、手頃な価格帯の製品として位置づけられました。
19. iPad Pro (第4世代): 2020年、LiDARスキャナー搭載
2020年3月18日に発売されたiPad Pro (第4世代)は、Appleのタブレットラインアップにおけるテクノロジーの最前線を示す製品です。
このモデルは、11インチと12.9インチの2つのサイズで提供され、両方ともLiquid Retinaディスプレイを採用しています。特筆すべきは、業界をリードするA12Z Bionicチップの採用と、新しいLiDARスキャナーの組み込みです。
LiDARスキャナーにより、拡張現実(AR)体験が大幅に向上し、より正確な深度マッピングが可能になりました。このiPad Proは、最大6GBのRAMを搭載し、プロフェッショナルな使用においても優れたパフォーマンスを発揮します。
1200万画素の広角カメラと1000万画素の超広角カメラ、そして4Kビデオ録画機能を備えており、クリエイティブな仕事にも最適です。USB-Cポートも維持され、多様な外部デバイスの接続が可能です。
20. iPad Air (第4世代): 2020年、全面リニューアルとカラーバリエーション
iPad Air (第4世代)は2020年10月23日に市場に登場し、iPad Airシリーズの中で大きなデザイン変更を遂げました。
10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、解像度は2360×1640ピクセルになりました。
このモデルの最大の特徴は、最新のA14 Bionicチップの採用で、これにより前例のないレベルのパフォーマンスが実現されました。さらに、新しいカラーバリエーションが追加され、個性的な選択肢を提供します。
1200万画素のリアカメラ、4Kビデオ録画機能、Touch IDがパワーボタンに統合されたことで、セキュリティと利便性が向上しました。USB-Cポートにより、より幅広いアクセサリとの互換性が提供され、このiPad Airは、パワーとポータビリティを兼ね備えた魅力的な選択肢となりました。
21. iPad (第8世代): 2020年、強化された基本性能
iPad (第8世代)は2020年9月18日に発売され、AppleのエントリーレベルのiPadシリーズに新たな命を吹き込みました。
このモデルは、10.2インチのRetinaディスプレイと2160×1620ピクセルの解像度を維持しつつ、A12 Bionicチップを搭載しています。このアップグレードにより、日常の使用はもちろん、より要求の高いアプリケーションの実行にも対応します。
3GBのRAMを備え、800万画素のリアカメラ、1080p HDビデオ録画機能も搭載。
Apple Pencil(第1世代)とSmart Keyboardのサポートが継続され、学生やビジネスユーザーに適した多目的デバイスとして機能します。
重量は約490グラムで、最大10時間のバッテリー寿命を提供します。iPad (第8世代)は、高品質なiPad体験をより手頃な価格で提供し、幅広いユーザー層にアピールしました。
22. iPad mini (第6世代): 2021年、全面リデザインと最新テクノロジー
2021年9月24日に発売されたiPad mini (第6世代)は、iPad miniシリーズに大規模なリデザインをもたらしました。このモデルは、8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、解像度は2266×1488ピクセルに達しました。
最大の特徴は、A15 Bionicチップの採用で、これにより高速なパフォーマンスと改善されたグラフィックスが実現されました。USB-Cポートの導入により、外部デバイスとの互換性が拡大し、Apple Pencil(第2世代)にも対応しています。
1200万画素のリアカメラとセンターステージ機能を備えたフロントカメラ、4Kビデオ録画能力を搭載。iPad mini 6は、そのコンパクトなサイズと強化された機能性で、携帯性とパフォーマンスを求めるユーザーに理想的な選択肢となりました。
23. iPad (第9世代): 2021年、バランスの取れた選択肢
2021年9月14日にリリースされたiPad (第9世代)は、AppleのエントリーレベルのiPadラインアップをさらに強化しました。
このモデルは、10.2インチのRetinaディスプレイと2160×1620ピクセルの解像度を維持しながら、A13 Bionicチップを搭載し、パフォーマンスが向上しています。
3GBのRAM、800万画素のリアカメラ、1080p HDビデオ録画機能、12万画素のフロントカメラが備わり、センターステージ機能にも対応。
Apple Pencil(第1世代)とSmart Keyboardとの互換性も継続しています。
iPad (第9世代)は、手頃な価格でバランスの取れた機能を提供し、学生や初心者、日常の使用に最適なデバイスとして位置づけられました。
24. iPad Air (第5世代): 2022年、プロレベルのパフォーマンス
2022年3月18日に登場したiPad Air (第5世代)は、iPad Airシリーズの中で最もパワフルなモデルとなりました。このタブレットは、10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載し、2360×1640ピクセルの解像度を提供します。
注目すべきは、M1チップの採用で、これによりデスクトップクラスのパフォーマンスが実現されました。8GBのRAM、1200万画素のリアカメラとセンターステージ機能を備えたフロントカメラ、4Kビデオ録画能力も搭載。USB-Cポートによる拡張性とApple Pencil(第2世代)への対応もあります。
iPad Air (第5世代)は、その高いパフォーマンスと汎用性で、プロフェッショナルな使用から日常のタスクまで、幅広いニーズに応えるデバイスとして位置づけられました。
25. iPad Pro (第5世代): 2022年、M2チップ搭載の革新
iPad Pro (第5世代)は2022年5月に発売され、iPadシリーズの中で最も高性能なモデルとして登場しました。
11インチと12.9インチの2つのサイズで提供され、特に12.9インチモデルは新しいMini-LED技術を採用したLiquid Retina XDRディスプレイを備えています。両モデルともに、業界をリードするM1チップを搭載し、前代未聞のパフォーマンスと効率性を実現しています。
最大16GBのRAM、1200万画素の広角カメラと1000万画素の超広角カメラ、4Kビデオ録画機能を搭載。Thunderbolt/USB 4ポートによる高速なデータ転送と拡張性、Apple Pencil(第2世代)への完全な対応も特徴です。
iPad Pro (第5世代)は、その画期的な技術とパフォーマンスで、プロフェッショナルからクリエイティブユーザーまで、最高レベルの要求を満たすデバイスとして注目を集めました。
2023年は新製品は発表されず2024年に期待される新モデル
Appleは2010年にiPadを初めて発表してからこの12年間は毎年新しいバージョンのiPadを発表してきました。
しかし2023年には発表されず、今年2024年は液晶が現行のミニLEDバックライト液晶から有機ELパネルに移行するなどのウワサがあり、大きなモデルチェンジが期待されています。
これまでに発売されたiPadシリーズ
- 2010年:iPad(第1世代)
- 2011年:iPad 2
- 2012年:iPad(第3世代)、iPad(第4世代)、iPad mini(第1世代)
- 2013年:iPad Air(第1世代)、iPad mini 2
- 2014年:iPad Air 2、iPad mini 3
- 2015年:iPad mini 4、iPad Pro 12.9インチ(第1世代)
- 2016年:iPad Pro 9.7インチ
- 2017年:iPad(第5世代)、iPad Pro 12.9インチ(第2世代)、iPad Pro 10.5インチ
- 2018年:iPad(第6世代)、iPad Pro 11インチ(第1世代)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)
- 2019年:iPad(第7世代)、iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)
- 2020年:iPad(第8世代)、iPad Air(第4世代)、iPad Pro 11インチ(第2世代)、iPad Pro 12.9インチ(第4世代)
- 2021年:iPad(第9世代)、iPad mini(第6世代)、iPad Pro 11インチ(第3世代)、iPad Pro 12.9インチ(第5世代)
- 2022年:iPad(第10世代)、iPad Air(第5世代)、iPad Pro 11インチ(第4世代)、iPad Pro 12.9インチ(第6世代)
- 2023年:なし

