11月8日に発売したM4搭載のMacBook ProやMac miniですが「高出力モード」が利用可能など各種情報が判明しています。
M4搭載Mac miniはSSD交換が可能
Brandon GeekabitがM4搭載Mac miniの分解動画を公開していましたが、SSDはモジュール式のため交換可能なことが判明しました。
ただし、SSDはモジュール式でですが、端子部分がAppleの独自規格のようで、一般的なM.2規格のSSDをそのまま交換することは残念ながらできないようです。
そのためサードパーティが対応したSSDモジュールを発売しないと交換はできなさそうです。
ただ朗報としてはM2搭載Mac miniの256GB SSD搭載モデルでは256GBチップ1つだったため、それ以上の容量のモデルよりもパフォーマンスで劣っていましたが、今回のM4搭載Mac miniでは256GB SSDモジュールでも128GBチップ2つで構成されているため、パフォーマンスも向上しているようです。
また、MacRumors Forumsの投稿によるとMac miniのM4とM4 Pro搭載モデルでは内部構造が違うようで、性能の違いによる温度処理のためか冷却構造などが少し異なっていることが判明しています。
M4搭載Mac miniの電力消費が判明
Mac mini power consumption and thermal output (BTU) information - Apple Support
Appleの公式によると、M4搭載Mac miniの電力消費は待機中ではM4が4WでProが5W、CPU最大稼働時でM4が64W、Proが140Wとなっており、待機中は前モデルよりもわずかに低消費となっています。
M4搭載Mac miniとMacBook Proは「高出力モード」が利用可能
「高出力モード」はApple M1 Max搭載のMacBookから搭載されたモードで、3Dモデリングや8K ProRes 4444などのビデオの編集など負荷の高い処理の時にMacBook Proの電力消費とファン回転数を上げることで高いパフォーマンスを出すという機能です。
About Power Modes on your Mac - Apple Support
この「高出力モード」はこれまでM1 Max、M2 Max、M3 Maxを搭載したMacBook Pro16インチモデルとM3 Max搭載のMacBook Pro14インチモデルのみ利用可能でしたが、M4 Proチップ搭載のMacBook Pro (14インチ/16インチモデル)とMac miniでも利用できるようになりました。
ただ、Ars TechnicaのMac miniレビューによると高出力モードを利用してもパフォーマンス向上はわずかで、ファンの音がかなり増加するので基本オフにすることを推奨していました。
高出力モードはmacOSの設定アプリから「エネルギー」⇒「エネルギーモード」で「高出力」をオンにすれば有効となります。
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11月17日追記:高パフォーマンスを得るには96W以上の電源アダプタを推奨
Appleのサポートページによると、高出力モードを利用する時は高パフォーマンスを得るには96W以上の電源アダプタを利用することを推奨しています。
高出力モード: M4 ProまたはM4 Maxを搭載したMacBook Proで使用できます。高出力モードを選択すると、Macのファンがより高速に回転するようになり、非常に大きな負荷がかかる状況でパフォーマンスを最大限に高めることができます。「システム設定」で、サイドバーの「バッテリー」をクリックし、「高出力モード」ドロップダウンのオプションから選択します。M4 Proを搭載したMacBook Proを高出力モードで使用していて電源アダプタを使用する場合、最高のパフォーマンスを得るために96W USB-C電源アダプタまたは140W USB-C電源アダプタを使用してください。
M4 Proの12コア搭載のモデルは標準で付属してる電源アダプタは70Wで、14コア搭載モデル以上では96Wの電源アダプタとなっています。
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