
Excelで集計の表などを作成している時に、まだ確定していないが計算式をいれているので「0(ゼロ)」が表示されている状態になることがあると思います。
表の見栄えや会議の資料として印刷する時に一時的に非表示にしたいといった場合、どうすればExcelで表示しない(非表示)ようにできるかここでいくつか方法があるので解説します。
1.文字の色を「白」にする(セルの背景と同じ色にする)
一番簡単なのは非表示にさせたい「0」を選択して文字の色を「白」にする方法です。
1.まず該当のセルを選択します。

2.ツールバー「ホーム」にあるメニューからフォントカラーを選択して「白」を選択します。

3.実際には0がセル上に存在していますが、背景と同化することで見えない状態となります。

ただしセルの背景が白でない場合はセルと同じ色にする必要があるので注意してください。

この方法は一番簡単ですが、管理方法としては好ましくないので、印刷の時など一時的に非表示にしたい場合などに利用するとよいでしょう。
2.セルの書式設定で非表示にする
こちらはセルの書式設定を利用した非表示方法になります。
1.指定のセルを範囲選択し、右クリックでメニューが出るので「セルの書式設定」を選択します。
ショートカットキーでは「Ctrl」+「1」キーを押すと「セルの書式設定」のダイアログが出てきます。

2.ダイアログボックスが表示されたら、「ユーザー定義」を選択し、種類の入力フォームに「#」と入力します。
もしセルに桁区切りが必要な場合は「#,###」と指定します。

この設定で「0」は非表示となります。

3.関数「IF」を利用して非表示にする方法
IF関数を使い、値が「0」の場合に何も表示しないという処理をします。
以下はコード例ですが、もし指定の範囲のセル内のデータが0だったら、空欄に、0以外だったらSUMの計算そのまま入るという条件式となっています。
IF(SUM(B2:C2)=0,"",SUM(B2:C2))


IF関数を使う前に既に複雑な数式などが入っていたら、2のセルの書式設定での方法が式が複雑化せずに済みます。
4.Excelのオプション機能で非表示にする
Excelのオプション機能で非表示にする方法です。
1.Excelのメニューから下にある「オプション」を選択します。

2.Excelのオプション画面で「詳細設定」を選択、項目の中で「ゼロ値のセルにゼロを表示する」にチェックが入ってるのでこのチェックを外すと、0が非表示になります。



このオプションはすべてに適用されるので、指定のシートだけ適用させたい場合は注意です。
状況に応じて使い分けてください。